人間は生かされているし、自分の道を歩けばいいんだ!
「人間は生かされているし、自分の道を歩けばいいんだ!」
このことが五臓六腑に染みる。
三次元の地球社会はピラミッド型の組織が目立つ。ピラミッドの上へ登れば登るほど、権力が与えられ物質的な自由が与えられる。
しかし、物質的な自由が与えられると、逆に精神的な自由が失われていく。
人間の内側には自由の象形である神が宿るが、その神を権力と紙幣に変えてしまうから、自由と精神的な充実感が消えて行く。
「精神的に辛いピラミッド社会には住めない」という理由でピラミッド型社会から逃避する人もいる。
その人達は精神的に解放されるが、物質的な自由から遠ざかる。物質な豊かさを失い、徐々に精神が病んで行く。
ピラミッドに登るも、ピラミッドから逃避するも、両方とも上手くは行かない。
僕は「精神的な自由」と「物質的な自由」を同時に手にする方法はないものかと昔から考え、試行錯誤して来た。
その答えが「人間は生かされているし、自分の道を歩けばいいんだ!」というものだ。
ピラミッド型の社会で生きていると、どうしても、上のポジションが良く見える。
しかし、仮にピラミッドの上に登れたとしても、魂的にそこに求めるものはないよ。
それに多くの人は頂点に到達する前に、崖から転落して行く。落ちまいと必死に崖にしがみついていれば苦痛でしかない。
実は僕もそういう状況にいた一人だ。しかし、ある時、その崖の合間に秘密の入口を見つけた。
直感で「ここだ!!」と思った。それ以来、その入口から奥へ奥へと入って来た。
秘密の入口から通路を内へ進むと、そこが随惟神(かんながら)の道であることを知った。(随惟神とは、神道のこと)
僕は、この道の先に求める世界が広がっていると思う。
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先日、第103回陸上日本選手権の男子100mの決勝が行われた。
9秒97の日本記録保持者のサニブラウン選手が大会新記録の10秒02で優勝した。2着が桐生祥秀選手、3着が小池祐貴選手だった。
共に9秒台の記録を持つサニブラウン選手と桐生選手の注目の直接対決は、サニブラウン選手が制することになった。
サニブラウン選手、素晴らしい!おめでとう!
三次元的(現実次元)で見ればお互いが切磋琢磨した素晴らしい競技だ。見ている方にそれが伝わり、高い波動を沢山受けた。選手の皆さま、本当に有難う。
高次元的にこの男子100mを見れば、どうか?
「それぞれが宇宙に生かされ、自分の道を歩いている」ということだ。1位がサニブラウン選手で2位が桐生選手ということはない。
また、もっと言えば、3位以下の順位の選手も予選落ちした選手も、それぞれが宇宙に生かされ、自分の道を歩いている。皆が魂を磨きながら、自分の道を歩いている。
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僕らが生きている世界は、「ピラミッド型の社会」と「魂として存在している宇宙」が重なっているんだよ。
ピラミッドも無視できないし、魂としての存在も無視できない。
陸上競技でいえば、お互いに切磋琢磨して、1位を目指して競い合うことで魂が成長する。しかし、1位になれなかった選手が「1位はいいよな~」と隣の畑を羨めば、魂の波動は落ちる。
そこが理解できれば、自ずと、人間として、どう生きれば良いのかが見えて来る。つまるところは、社会の中で、自らの魂を磨くことを最優先して、自分の人生を生きればいいんだよ。
今、自分に起きている出来事は全て自分が引き寄せている。全ての出来事が自分の魂を磨くための道具に過ぎない。
宇宙に全てを委ね、起きる出来事を通して魂を磨いて行く。それが、この世を生きる目的だ。
「人間は生かされているし、自分の道を歩けばいいんだ!」
ただ、それだけのことだ。