敵は本能寺にあり!幸せはバランスにあり!【明智光秀】
2019/02/10
(個人的見解を含む記事です)
千利休は言っていた。
「茶」は心の中の闇を観るものだよ。
人は心の中の闇を知って陰陽を揃える。
陰陽道とは、心の闇を知る道のこと。
陰陽道では、北東を「鬼」が出入りする方角を「鬼門」とする。万事に忌むべき方角を定める。
鬼門は、その名の通り、鬼を入れる方角を意味し、心の中の闇を知るために鬼を入れる。江戸も京都も鬼を入れている。
現代人は勘違いをしている。鬼は入れるもの。なぜ、鬼を入れるか、安定のためだよ。
陰陽を揃えることが安定だよ。分かるか、鬼を祓うなど、もってのほかだよ。
また、安定のためには、陰陽五行の循環が必要となる。私は「水」を「湖」ということとした。琵琶湖であり、不忍池だよ。水で全体のバランスを整えることができる。
要はバランスだよ。何かを得ることで幸せになり、安定するのではない。バランスを取ることで、幸せと安定を得ることができる。
幸せは誰にでも平等に与えられている。陰陽のバランスを取ることで与えられる。陰陽のバランスを取りながら、天地の間で五行を循環させる。それが宇宙の理念というものだよ。茶の道の極意なり。
本能寺に幸せはなかった。
月の給料が10万円の人も、100万円の人も、1000万円の人も、幸せを感じる権利は皆が持っていて、宇宙から平等に与えられている。
幸せを感じるには、バランスを取ること。陰陽のバランスが整うと、そこには幸せエネルギーが巻き起こる。
給料の額は関係ないねーー。
五つ星の超高級ステーキ店へ行き、一切れ1万円のステーキを食べたとする。きっと美味いだろうね。
一方、乗っていた船が沈没して流されて、一人無人島で救助を待っていたとする。もう1週間以上、何も食べていない。そんな時、一隻の漁船が近付いてきて、助けてくれた。
なんとか命が助かった。そして、漁船の中で、漁師がくれた「おにぎり」にかぶりついた。夢中で食べた。最高にうまかった。
さて、「一切れ1万円のステーキ」と「漁師がくれたおにぎり1個」、どっちが美味いのか?どっちが価値があるか?
これは比較できないことだよ、きっと。
人間には一人一人の個性があり、一人一人違う環境が宇宙から与えらている。その人が最高の気付きを得ることができる環境が与えられている。要は、その中で、出来事を通して、どう幸せを感じるかだ。
自分に与えられた環境の中で、出来事を通し、どうバランスを取り、そこから何を感じるか、そこには学びがあり、魂の進化がある。
楽しいことだけでは、人間は進化しないし、気付きも少ない。辛いことや大変なことに直面した方が進化し、多くの気付きがある。
だから、鬼が必要なんだよ。鬼は怖い存在ではなく、辛いことや大変なことを運んでくれる存在だよ。その鬼のエネルギーを取り入れてこそ、人は進化し、安定し、幸せを感じる。
幸せを感じ方を具体的にいうと、まず、心を落ち着かせることだ。心が乱れていては、宇宙を感じることは出来ない。お茶の水面を見て、無の極致を悟ってほしい。
心が落ち着くと、鬼門から鬼のエネルギーが入って来る。鬼を内に入れてみることだ。そうすることで、貴方を進化させる何かが巻き起こる。
何かが起きたら、そこから学び、魂を浄化していくことだ。それが、魂の進化だ。魂が進化するとバイブレーションが高まり、幸せを感じる。
幸せを感じるには、起きる出来事から、自分の中の陰陽のバランスを整えることだ。本能寺には幸せはなかった。あそこはバランスが悪すぎた…。信長公よ、分かったかな~。宇宙は陰陽のエネルギーがバランスしているんだよ。あしからず。