ただ、自分を生きる
【ただ、自分を生きる】
俺は、
何処から来て、
何処へ行こうとしているのか?
その答えは、分かっている。
内なる宇宙から来て、
内なる宇宙へ還るだけだ。
でも、不思議だ。
魂が肉体に宿ると、
内なる宇宙でないところへ
向かおうとする。
体から湧いてくる
欲や不安というエネルギーを受け、
内なる宇宙ではないところへ向かう。
湧いてくる欲と不安を捨ててみる。
そうすると、「自分を生きればいいんだ」という思いに変わる。
何処へ向かう自分にブレーキがかかる。
詰まるところは、人間は、自分を生きることしか出来ない。
瞬間瞬間、自分を生きればいい。
※
自分を生きるためのポイントが、他人を変えようと思わないことだ。
組織を変えようと思わないことだ。
社会を変えようと思わないことだ。
国を変えようと思わないことだ。
世界を変えようと思わないことだ。
地球を変えようと思わないことだ。
そして、自分を変えようと思わないことだ。
自分を生きればいい。
それだけでいい。
※
自分に起きることは、全てが自分の学びのために起きている。
だから、素直にそこから学べば良いだけだ。
全ては、変える必要はない。
ただ、学びがあるだけだ。
何も変えなくて良いと気付くと、肩の荷が下りた感じになる。
肩の力も抜けて楽だ。
※
肩の力が抜けと、そこには感謝しかない。
家があり、雨風を防げること。
お風呂に入れること。
食事があること。
服があること。
話す人がいること。
仕事があること。
どれを取っても、当たり前ではない。
そう思うと、何処かへ行こうという思いも消える。
人間は、ただ自分を生きればいい。