余計なことをすると、肝心なことが欠ける
「余計なことをすると、肝心なことが欠ける」
最近、これをつくづく感じます。
波動という世界は常にバランスしています。陰陽のバランスであれば、「陰のエネルギー」と「陽のエネルギー」が引き合い、そして、バランスを取ります。
どちらかが欠けてしまうと、バランスが崩れ、トラブルとして現実次元へその事象が表れます。
例えば、恋愛での「思いやり」について考えてみます。男性も女性も相手への思いやりを持って接していれば、仲良く時間を共有することができます。
しかし、何かの要因で相手への思いやりが欠けてしまうと、陰陽のエネルギーのバランスが崩れ、喧嘩などの出来事が現実に表れます。
そして、喧嘩からお互いが学び、思いやりの大切さを思い出せば、再び陰陽のエネルギーがバランスをして、男女が仲良く過ごすことが出来ます。
実際はもっと沢山の要素が複雑に関係しますが、波動のバランスを簡単に言うとこんな感じです。
さて、話を「余計なこと」に戻します。
心配症の人や整理整頓するのが苦手な人に多いのですが、その言動を観察していると、余計なことを言い、余計なことをします。
もちろん誰でもやることですが、余計なことが目立ちます。
そして、余計なことをする人に限って、肝心なことを外したり、肝心なところでミスをします。
あれもこれも手を出しているから抜けがないように思いますが、余計なものを集めると、肝心なものが抜けます。
きっと余計なものと肝心なものが紐付いているんだと思います。これも一種のバランスですね。
物事には肝心なポイントがあります。
スポーツ、学校の勉強、資格取得、仕事、結婚生活、恋愛と全てのものには「肝(きも)」が存在します。ここだけは外せないという箇所です。
肝をしっかりと決めるには、余計なことをしないことが重要です。
余計なことをすると、肝心なことが欠けます。
プロ野球選手のお話です。
有名なホームランバッターが言っていたことです。
ホームランバッターなので相手チームのピッチャーから警戒されます。ピッチャーは「ストライク」か「ボール」か、判断の難しい際どいコースばかり攻めて来ます。
際どいコースはなかなかホームランにできません。ホームランどころかヒットにするのも難しいものです。
普通のバッターであれば、それは分かっていても、際どいコースばかり攻められると、我慢ができずに手を出てしまいます。
しかし、そのホームランバッターには、際どいコースもしっかりと見極めて、悪球には絶対に手を出しません。
すると不思議と、「ホームランを打ってください」と言わんばかりの真ん中のストライクが入って来ると言います。
ピッチャーにとっては失投です。「なんであんな絶好球を投げてしまったのか?」と思うでしょうが、これもエネルギーのバランスから起きる事象なのだと思います。
生活の中で余計なことをしないように意識することです。
現実次元ではこれが大切です。
もし、余計なことをしてしまったことに気付いたら、振り返って、自分の想念を確認してください。
余計な言動の裏には、洗心の「御法度の心」が存在します。
先程の野球の話であれば、「ヒットを打てなかったら、どうしよう…」などの心配ごころがあれば、それが焦りとなり、好球を待てずに、悪球を振ってしまいます。
洗心の「御法度の心」に気付いたら、反省して、自分の思考を改めることです。そうすることで、魂が浄化され波動が高まります。
洗心をしていると、余計なことも徐々にしなくなり、肝心な時には決める人となって行きます。
余計なことが減ってくると、自然と生活にゆとりが生まれ、幸福を感じるようになります。
生活に余裕がない方、余計なことをしないことに注力してみると良いと思います。それだけで人生は大きく変わります。
はばないすでえ
■洗心■
(常の心)
強く、正しく、明るく、我を折り、宜しからぬ慾を捨て、皆仲良く相和して、感謝の生活をなせ
(御法度の心)
憎しみ、嫉み、猜み、羨み、呪い、怒り、不平、不満、疑い、迷い、心配心、咎めの心、いらいらする心、せかせかする心