神々のモニタリング
【神々のモニタリング】
「俺は何を求めているのだろう?」とふと思った。
俺の求めるものは内側にあって、手でそれを掴めば、それだけで俺のものとなる。
求めるものは、簡単に手中に納めることが出来る。
しかし、自我が必要以上に働いていると、「自分を満たすために、他力が必要」という思考が働く。そして、必要な人や物が浮かぶ。
おっと、いけねー。
偽物を求めているじゃないか?
魔界にまた一つ騙されるところだった。
魔界にそそのかれた。
要は、本当の自分が求めているのはなく、自我が欲に負け、勝手に求めていることに気付く。
欲をあわてて捨ててみる。
すると、自分の求めるものは、今ここにあって、それを手にするために他力は必要でないことに気付く。
自分の求めているものは、今、ここにあるんだよ。神様がちゃんと用意して下さっている。
ただ掴めば良いだけだ。
本当に素晴らしいことだ。
なのに、人は魔界にそそのかれる。
その誘いに乗ってしまう。そして、ドツボへ落ちる。
魔王や魔女が神の顔をして現れたら言ってみる。
「お前、バレバレだよ。モニタリングじゃねーの?」と言ってみる。
すると、魔界の役者達が「バレたかーー」と言って、仮面を取り、神の顔を見せる。
神界と魔界は裏表、魔界は神様の裏の顏だ。
魔を見破ると、神が本当の顔を見せる。
すると、見破られた神は俺の味方となり、自分の背後付く。これ宇宙の決まり事のようだ。
"今日の敵は明日の友"とくことなのか。
これが究極の浄化だ。究極のご神業だ。
自慢じゃないけど、俺の後ろには沢山の神がいる。結構、見破ってきた。これからも見破っていく。地球ゲームは楽しい。
我を折り、宜しからぬ欲を捨て、俺は俺の目指すものを掴むだけさ。