俺はどこへ行く?
『俺はどこへ行く?』
時々、そう思う時がある。
自分がどこに行くのか?
そんなこと分かるわけがない。
自分の運命なんて(自我)ではコントールできない。
そのコントロールできないものを、コントロールしようとするのが、世に出回っている成功法則だ。
また、コントロールできないことを知っていて、それを巧みに利用してお金を設けるのが、現行のスピリチュアルビジネスだ。
そのことが腑に落ちていると、
「私は●●で成功しました!!」
と聞くと、
「嘘つき!!」
と思えてくる。
「私は●●で成功しました!!」
を宣伝塔にして、そこに寄ってくる者から金を集めるのだろう?
スピリチュアルの業界も同じだ。
「私は覚醒しました」と言って、くだらねーチャネリングを見せたり、近い未来を当てて見せたりして、金を集めるな!!
くだらねーよ。
そんなことより、コントロールできない自分は何者なのか?
それを探るの方が面白い。
自分で自分を探るので、他者が介在しないので、ここには偽りはない。それだけあって、このゲームにハマると、面白過ぎて抜けられない。
「次は、どっち向いて飛んで行くのだろう?」
「その先に何があるのだろう?」
「そこへ行けば、何が見えるの?」
「俺はどこへ行く?」
しかし、ある時気付く。
まったくコントロールできない自分を、完全にコントロールする存在に気付く。
それは、いったいだれか?
その存在は、
まさしく、
自分だ。
自分自身だ。
魂の存在の自分だ。
そうか!
俺は魂の存在だったのか!
となると、
俺の必要となるものが変わってくる。
俺はいったい何を欲しがっているのだろう?
金でも、名誉でも、権力でもない。
俺が欲しいのは源だよ。
宇宙の源だ。
『俺はどこへ行く?』
それは宇宙の源から離れた俺が、宇宙の源へ向おうとしていただけだった。
この世には2つの道がある。
一方を選べば、宇宙の源へたどり着く。
もう一方を選べば、金と名誉と権力の世界へたどり着く。
どちらを選ぶか、それはその人次第だ。
どちらが正しいか?
1つ言えることは、一方は魂の波動となる。もう一方は灰になる。
ここ現実次元は、内なる高次元の世界の投影なり。
つまり内なるフィルムが現実次元投影システムにより、地球というスクリーンに映し出されたものだ。
映し出されたものは、死を迎えると同時に灰になる。つまり、何も残らないということだ。
わかりやすく言えば、投影が終了した映画のスクリーンだよ。
そこには何もない。
貴方はいつまで何もない世界を追い求めるのか?
そろそろ気付こう!!
残るものは何かということを。
そして、自分がどこへ向おうとしているかということを。