『あるがまま』を分かりやすくお伝えします。あるがままに生きる!!
スピリチュアル界では
【あるがまま】
という言葉がよく使われます。
スピリチュアルを教える側の先生が「あるがままに生きなさい」などともアドバイスしています。
しかし、僕の知る限り、あるがままに生きている方は少なく見えます。
僕は思うんですよ。
果たして、「どれだけの方があるがままの真意を理解しているのだろう?」って。
あるがままと一言でいっても、もの凄く深い言葉なので、真意を理解するのは至難だと思います。
僕も完全には悟っていないので、偉そうには言えませんが、でも、神の恩恵を受けて、まわりの人よりも理解しているつもりですし、あるがままを実践しています。
現状を見て、スピリチュアルを教わる側が「あるがままは難しくて分からない」というのは問題はありません。
問題なのはスピリチュアルを教える先生側が分かっていないことです。
あるがままを理解していない先生が、理解していないものを教えるから、間違った「あるがまま」が氾濫し、スピリチュアル迷子が増えていると思います。
一番多い間違いは、あるがままを「自我のまま」と捉えているところです。
自我のままを簡単に言えば「わがまま」です。
あるがままというのは「真我(魂の想い)のまま」ということであり、自我のままではありません。
多くのスピリチュアル先生はこうも言います。
「良く内観してください。」
「そして、魂の想いに気付きましょう。」
「魂の想いが、本当の自分の思いです。」
「本当の自分の思いで生きましょう。」
「全てを受け入れて、本当の自分の思いで生きるのが、あるがままです。」と。
確かに適した口伝だと思います。
しかし、これを実践した殆どの方は、内観をして、自我の思いを見て、それを魂の想いと勘違いし、自我の思いのままフルスペックで生きてしまいます。
スピリチュアル先生が「魂の想い」を理解していないので、あるがままを伝えるとこうなります。
では、魂の想いって何ですかね?
多くの人は、心の底から湧いてくる熱い思いをイメージすると思います。
「この人を愛している。二人で絶対に幸せになりたい。」
「私の命に変えてでも、あの人を助けたい。私は本気であの人を愛している。」
「これが私の天職だ。一生をかけて職をまっとうして社会に貢献したい。」
「政治家になって、皆んなが幸せに暮らせる国づくりをしたい。私の一生はそのことに捧げる。」
「多くのお金を稼いで、世の中のためになり、貧しい人を救いたい。」
「勉強し医者になって、多くの人の病気を治そう。多くの人の命を救いたい。」
「メンタルの大切さを知った。魂を磨き、意識を高めたい。」
少し挙げてみましたが、この類のものは沢山あります。
しかし、これらは全て魂の想いではありません。むしろ、強烈な自我の思いです。
熱ければ熱いほど、強烈な自我の思いということです。
では、魂の想いとはどんなか?
これを言えば、映画のネタバレのようになってしまい、大きな楽しみを奪うことになるので控えますが、魂の想いに気付いたら、きっと多くの人が驚くと思います。
イメージしていたものとは違うからです。
因みに、僕も驚いた一人です。
1つだけヒントをお伝えしておきます。魂の想いとは、まったく熱くありません。その真逆です。
まるで深海でゆったり泳ぐ深海魚のような雰囲気です。熱くなっている自分を静かに観ている意識こそが魂の想いです。
さて、話をあるがままに戻しましょう。
説明した通り、あるがままは自我の思いで生きることではありません。真我(魂の想い)で生きることです。
そこで真我を知る魂のエクササイズをご紹介します。
とてもシンプルで日常の中で誰でもトライできる方法です。是非、試してみてください。
まず、魂のエクササイズをする場面があります。
それは、他者の影響で自分に損失が発生した場面です。
突然、損失が発生し、腹立ちを起こす場面です。
例えば、ブランドバックを買いにへ行ったら、ひったくりにあい財布を取られたとします。
欲しかったバックが買えないし、お金も無くなれば腹立ちが起きます。
真我を知るチャンスです。
仕事においても沢山あると思います。
部下が失敗をした。
「いつも注意しているのに、部下の●●さんがミスし、私が顧客に謝ることになった…。」と嘆く場面です。
トラブルシューティングで残業になり、彼女とのデートの約束をキャンセルしました。
突然の損失です。
いつも注意していたが上に、腹立ちも倍増します。
真我を知るチャンスです。
この他にも職場、家庭、プライベートの色々な場面で、突然、他者の影響で損失が発生する場面があります。
これらはすべて真我を知るチャンスです。
突然の損失は意味があり、因果応報です。
すべて自分が引き寄せていて、そこには学びがあり、宇宙的に見れば他者に責任はありません。
ここからが重要です。
こういう損失が発生した場面こそが、あるがままを知る絶好のチャンスです。
すべきことは、腹立ちを起こしている自分をそこに置き、第三者的に自分を観察することです。
意識を腹立ちからズラして、自分を客観的に観察します。
腹立ちを起こしている自分をそこに置き、別の角度から自分を観察します。
損失を受けた自分をあるがまま(そのまま)に観察します。
次に悠然とした態度を取ります。
損失が起きた出来事に対して「それがいったいどうしたの?たいしたことではないよ!!」と言って、悠然と見送ってください。
「自分は大物だから、そんな損失なんて蚊に刺されたようなものだよ。気にしない。」という態度でいます。
すると、感情に左右されずにいる自分に気付くと思います。
感情に左右されずに自分を観察することがエクササイズです。
損失が起きて腹が立ったら、このエクササイズを試してください。
何度も何度も積み重ねて体験することです。
エクササイズのポイントは損失を起こさせた人ではなく、損失という出来事にフォーカスすることです。
「ブランドバックが買えなかった。」
「顧客へ謝りに行くハメになった。」
「彼女とのデートがおじゃんになった。」
という損失だけに意識を合わせ、それを悠然と見送ります。
これを習慣付けると、自分を観察している静かな意識に気付きます。
悠然と見送る体験が重なるごとに、静かな新しい意識を強く感じるようになります。
そして、その意識が真我(魂の想い)だと気付くことでしょう。
もう一度言います。感情に左右されずに自分を観察している意識が真我です。真我でいることが「あるがまま」です。
また、真我に気付くと現実も変わって来ます。
デメリットがメリットに反転します。
損失が反転し、幸運を引き寄せて来ます。
深くは触れませんが、そんな体験をすると思います。
感情に左右され、腹立ちを起こしたままでいたら、引き寄せて来るものはマイナスの現実です。
一方、感情に左右されない自分が引き寄せて来るものはプラスの現実です。
これは真我に気付いた者が体験する真実です。
野生のチーターの狩りに例えると、こんな感じです。
草むらに隠れて、目の前にいるインパラ(獲物)を狩るチャンスを伺っている。
突然、横から他のチーターが現れて、インパラを横取りされた。
「それが、どうしたの。」と悠然と見逃した。
損失に左右されずに安定した感情を保っていると、
その後にインパラの群れと遭遇した。
学びを超えると、宇宙からのギフトが贈られます。